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| 院内ネットワークの中枢、PS-LANで患者さんの診療メニューを検討する院長。 |
大学病院や専門病院の3次医療から家庭医まで、様々な医療機関があるが、その場その場でゆだねられる役割は異なる。遠藤クリニックでは、沼津医師会病院をはじめとする市中病院と連携し、また近辺の先生方との定期的な勉強会や症例の検討会などに積極的に参加し、病診連携の発展に取り組んでゆく予定という。
「まず開業医院のドクターらが、自らの役割を高め、かつ相互の連携システムの充実を推進させていくことが、患者さんにとって最良の医療環境になるのだと思っています。この近辺でも、ネットワークが不充分のため、ある病院では恒常的にベッドの空きが無いとか、風邪のシーズンに市中病院の外来が満員となり、本来の2次医療に支障をきたすなど、大病院志向も根強く残っています。しかし、そうした問題も、まず地域に密着した我々開業医の努力で本来の場所にもっていけると思うのですよ」
連携システムのある開業医院に通い慣れてもらえれば、患者さんにも、最初からいきなり大病院の窓口に行くよりも、むしろ開業医院の先生を通じてより確実な高次病院に回してもらえるということが、わかってもらえる。また開業医院のホームドクターは、予防医学的な面からの貢献度が最も高いということも理解されるだろう。そのためには、より満足度の高い治療環境を地元の人々に提供することが必要だ。
遠藤クリニックでは、開業にあたり“心のふれあう、あたたかな医療を”という自院の目指す医療と諸設備を地域住民らに詳しく開示・告知した。告知通り、根気よく患者さんの相談にのり、患者さんの気持や生活を理解した診療姿勢を貫く院長は、この姿勢を生涯、持ち続けたいという。
「あと何年もしないうちに、医療における情報化は更に進み、患者さん情報をすぐ必要な専門医療の現場に提供できる時代が来るでしょう。実は、そのとき一番乗りしたくて準備しているんですよ」
一番乗りが目標の院長は、患者さんにやさしい環境づくりに余念がない。
「とにかく患者さんに来ていただき、何でも相談していただくこと。それが健康管理のスタートになると思います。うちでは痔を患った女性患者さんも、初診時は3Cサポートシートに鉛筆で印をつけてもらうだけ。受付で、他の患者さんに聞こえるような説明をしなくてよいから、恥ずかくないと言っていただけました」
日本外科学会認定医。外科、消化器外科、臨床外科、内視鏡学、救急医学、心身医学他の学会に所属。